東京大学や慶應大学などを中心に構成される「インターケーブルネット研究推進連絡会」では、全国のCATVを相互接続したメガビット級の通信ネットワーク構築をめざし、1996年秋に企画会社を設立し、97年春には事業会社に移行して、6月頃のサービス開始を予定している。光ファイバー網や自治体無線、CATV等の個別のネットワークを相互接続し、個別に運用していた通信手段の活用で通信料金の値下げに役立てようというものである。信号処理技術、伝送抜術、通信手順の変換技術を駆使し、独立したネットワーク間での情報のやりとりを可能にする。交換機の開発を官民で進める。